三連休も本山とお墓参りで出かけただけでした。彦根市鳥居本笹尾にある山寺は、石階段に積もった真っ赤なもみじを踏まないと上げれません。山道と山の斜面に積み重ねられた赤いじゅうたんは見事で、真田幸村の姉の墓もあります。山寺のふもとの集落は、過疎になりました。どの家も空き屋になり、昔は「あんたらは何処から来たんや」などお参りのたびに村人さん達とおしゃべりしていたのに。こんな素晴らしい景色を僅かな者しか楽しめなくなっています。ここに来ても鎌を出して草刈りです。私達だけでは、到底無理な墓地です。「入口だけで、すいません」とお詫びをして帰りました。今回は、娘夫婦が手伝ってくれません。ご先祖さんのご加護を頂けないよと思っていました。
仲良しの77歳の友達に、先日来られた有名人さんに口添えをして貰い、芸能界デビューをもくろんでいるご加護のない娘の話をしました。彼女は「清子さん。私、大阪の芸能学校のオーディションに受かり入学したの。近所にも友達にも誰にも言ってない。大阪まで通学するのよ。娘さんより私を売り込んで。入学したとたんにコネが出来た。これは運命だ」と興奮状態で帰られました。気が重い。ふたりのデビューがあるはずがない。言えない。
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