今日は、孫と娘の3人で、鮒ずしを漬けました。鮒が不漁と言うことで、塩鮒が高騰していました。マスマス、このお手間入りを漬ける人が減るのではと思うのです。今日の作業までに準備に数日かかります。早朝に大量の米を炊き、水洗いしながら塩鮒を磨く、この作業に娘は手抜きをさせません。何度もやり直しを言われました。キッチンペーパーで水分を拭き取り、乾燥させます。酒を手水にご飯を詰めて漬け込みます。昨年、焼酎にたっぷりつけて腐敗防止を教えて貰いましたが、どの時点の作業かだったか娘と意見が合いません。
昨年、腰痛で、手伝えなく口だけの私は、忘れている事もあり片身の狭い思いでした。今年も作業の途中で、腰痛が出てきて慌てて、鍼灸の予約の電話をするのです。知らぬ間に我が家の鮒ずし漬けは、世代交代になっていました。
水を変えて守りと言う作業が始まります。守りの作業には、たまに30kの重しをどかして垢を拭き取ります。また、これが毎日水を変えるのと共に辛い仕事です。20匹程しかないのに簡単に「皆にあげたらいい」と言われる人もあり、腰痛も共い驚きから怒りになりますが、実際、家で食べているのは僅かです。社会には、人の苦労が分からん人が混ざっているのです。