ケチの孫からホームベーカリー機を借りました。貸さないと抵抗していた孫ですが、我が娘のママから「お祖母さんが故障させやったら最新型のを買ってもらおう」と言われて、やっと貸し出しを承諾しました。
最初は、基本の食パンを焼きまあまあの出来。次の日の晩の8時過ぎ。夫が居間に小さい机とまな板、包丁とクルミを持って来てクルミを切り出す。
「何してる」と聞くと「クルミパンを焼く」と言うが、クルミを切るだけの作業だけだそうだ。「私は、まだそこまでパン作りの説明書を読んでない」と言っても聞く耳を持たない。孫の性格は、この爺さんだと心の中で納得する。
仕方なしに説明書から焼き上げりの時間で逆算をし、自動を投入を止めて、午前4時45分に間覚ましを掛けて手動にてクルミを投入。ここまでしたのに焼き上がりの時間からの逆算の読み違い、機械は、二回目の発行に入っている。仕方なしにクルミを投入。午前6時半の予約時間に見事に膨れた食パンの皮だけにクルミが一杯引っ付いているのが出来ました。寝ぼけて指先を火傷してまで作ったのにあっという間に食べられました。
娘から自動投入のクルミパンは今一と聞いていました。やはり、聞いていた通り今朝焼いたクルミ食パンの膨らみは今一。今後の研究課題。
しかし、夫はクルミパンから次へのグレードupを考えている。何を企んでいるのか。夫自身が焼くと言いだすとそこまでの準備が大変だ。
何から何まで私に働かせる日頃の復習はただ一つ。夫より先に突然死をする事だ。あの世で、もたつく夫に「ざまあみろと極楽で笑うのだ」と自分を慰める今日でした。